コラム COLUMN
うたた寝している間に治療が終わる「笑気麻酔」
こんにちは。
熊谷市村岡の「小林歯科医院」です。
どうしても歯医者が苦手で、できるだけ行きたくないという方も、リラックスして治療を受けられるかもしれない方法があります。
それは「笑気麻酔」を使った治療です。
診察室に入ると、ドキドキが止まらない。口の中に何か入れられると、吐きそうになる…
そんな理由で歯科医院に行くのを先延ばしにしている方に、ぜひ紹介させていただきたい方法です。
「笑気麻酔」は全身麻酔とは違い、意識がなくなることはありません。ウトウトふわふわ、うたた寝している感じになります。
「笑気麻酔」と呼ばれていますが、正式には「笑気吸入鎮静法」といいます。
「笑気」のモトは低濃度の亜酸化窒素という気体で、ほんのり甘い香りがします。酸素に亜酸化窒素を少し混合させた笑気ガスを吸い込むと、うたた寝しているようなリラックスした状態に。
痛みを感じにくくなり、また、治療時間も短く感じられます。
歯科治療への不安から「まだ終わらない?」と、思っていた治療が「もう終わった?」と思えるかもしれませんね。
治療後に、意識がしっかりするまで安静にすることで、笑気ガスは30分以内に体外に排出されます。体に吸収されることもありません。
笑気ガスが排出したことが確認できれば、車を運転して帰ることもできます。
鼻からガスを吸うことができれば、お子さまにも使用することができる、安全性の高い治療です。
副作用が非常に少ない笑気麻酔ですが、注意が必要な方もおられます。
笑気麻酔は鼻から笑気ガスを吸います。そのため、アレルギー性鼻炎などで、鼻呼吸ができない方は使えません。
その他にも妊娠中や、中耳炎など、笑気麻酔に向かない方がおられます。持病や心配な症状などがありましたら、遠慮なくご相談ください。
笑気麻酔でリラックスできる効果も人それぞれです。
できるだけ安心して治療を受けていただけるように丁寧に説明させていただきます。ご相談だけでもお気軽にご来院ください。
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